矯正歯科
嚙み合わせや歯並びで
お悩みの方へ
歯列不正は、噛み合わせや虫歯・歯周病に影響を及ぼします。
お口の健康維持のために矯正治療を行うことは非常に有効です。
当院では月に1回日本矯正歯科学会の認定医を招いて診療にあたっております。
歯並びが
気になっていませんか?
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不正咬合(悪い歯並び)の種類
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乱杭歯(叢生)
歯が生え揃うスペースが足りず、でこぼこに生えてしまっている状態です。歯ブラシの毛先が届かずに磨き残しが増え、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
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出っ歯(上顎前突)
上顎前突は、下の前歯に比べて上の前歯が極端に前に出ている状態です。いわゆる出っ歯として知られています。
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受け口(下顎前突・反対咬合)
反対咬合は、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態です。いわゆる受け口として知られています。
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開咬
上下の前歯が重なり合わずに、隙間が生まれている状態です。口を閉じにくく、ぽかんと口が開きがちになります。
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過蓋咬合
上下の前歯の重なり合いが強く、下の歯が見えない状態です。ディープバイトとも呼ばれています。見た目的には問題ないかもしれませんが、歯や顎に負担がかかります。
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すきっ歯
(空隙歯列・正中離開)空隙歯列は、歯と歯の間に隙間がある状態です。いわゆるすきっ歯として知られています。見た目が気になったり、発音に支障が出たりします。
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歯並びの乱れが及ぼす影響
歯並びが乱れていることで、以下のような悪影響が出てくる可能性が高まります。
それはお口まわりだけでなく、全身の問題へと広がっていってしまうのです。-
虫歯や歯周病につながる
歯並びが悪いと、食べ物が歯間に詰まりやすく、同時に歯磨きが困難になります。結果的に歯垢や歯石が溜まりがちになり、虫歯や歯周病を引き起こすリスクが高まります。
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口臭の原因になる
歯の間に食べ物が詰まると、歯垢や歯石が蓄積します。歯垢の中に存在する細菌は、水素やメチルメルカプタンなどのガスを生成し、口臭の主な要因となります。
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消化不良を引き起こす
前歯で食べ物を噛み切る、噛み切ったものを奥歯ですり潰すという機能がうまく働かず、大きなかたまりのまま飲み込むことで、胃腸への負担が高まります。消化不良を起こすこともあります。
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顎関節症の原因になる
歯並びが悪いと、顎関節症のリスクが高まります。「口を大きく開けられない」「口を開けた際に顎の関節に音がする」などが主な兆候です。重症化すると常に痛みが生じるようになります。
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頭痛や肩こりを引き起こす
不正咬合(ふせいこうごう)は傾いた姿勢の原因となることもあり、頭痛や肩こりの一因にもなることがあります。
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精神面に悪い影響がある
歯並びが悪くなると、人前で自由に話したり笑ったりすることが難しくなります。このようなコンプレックスを抱えたままだと、将来的に対人関係や性格にも悪影響を及ぼす可能性が高まります。
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矯正の種類
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小児矯正
小児矯正は将来に向けて、永久歯の生え揃うスペースを確保するために必要な治療です。筋肉や骨の成長が盛んな小児期に、健全な顎の成長をサポートし、悪い習慣を改善していきます。
矯正治療は見た目だけではなく、健康面においてもさまざまなメリットがあります。早めに治療を始めれば、幅広い治療の選択肢をご提案可能です。 -
成人矯正
永久歯が生え揃ってから行う矯正治療です。年齢で言えば10〜15歳から始めることができます。
固定式のワイヤー矯正や取り外し式のマウスピースなどさまざまな治療法がございますので、患者様のご要望、お口の状況によって、適した矯正の治療計画をご提案します。
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矯正を始める時期について
小児矯正
小児矯正は、8歳頃からの子どもたちを対象とした矯正治療です。一番奥に生えてきた永久歯の噛み合わせを分析し、適切な矯正治療計画を作成します。小児矯正の主な目的は、噛み合わせがより良い状態になるように顎の骨の位置を調整し、これから生えてくる永久歯のスペースを確保しつつ、前歯の適切な咬合の獲得を目指します。
治療方法としてはワイヤーやマウスピース等を使用しますが、個人に合わせて治療方針は変わります。また、成長を促す治療はこの時期にのみできる治療です。
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成人矯正
成人の歯列矯正はいつでもはじめることができます。小児矯正の場合は、歯の生え変わり時期や成長過程に合わせたタイミングがありますが、歯の成長が完了している成人の歯列矯正にはそのようなことはありません。
ただ、早くはじめればその分早く歯並びが改善され、正常で健康的な噛み合わせが手に入ることは確かです。
矯正装置
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成人矯正で使う矯正装置
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は歯の表面に金属製のブラケットをつけて、ワイヤーを通すことで歯をさまざまな方向に動かす治療法です。歴史のある治療法なので、症例数が多く、確かな効果が期待できるのがメリットです。反面、装置が目立ちやすいのがデメリットです。
- 治療期間・回数
- 半年~3年程・10回~36回
- 治療費(税込)
- (部分)330,000円~1,100,000円 ※症例により前後します
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メリット
- 幅広い症例に対応しています
- 歴史が長く、もっとも実例数が多い矯正装置です
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デメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかります
- 金属系のワイヤーを使ったときに口もとでワイヤーが目立ってしまう可能性があります
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マウスピース矯正(アライナー矯正)
マウスピース矯正は患者様一人ひとりの歯並びにあったアライナー(マウスピース)を用いて、少しずつ理想の歯並びやかみ合わせを目指していくというものです。マウスピースは3Dコンピュータで矯正のシミュレーションを行ったあと、治療終了までの装置を一括して作製します。「目立たない」「清掃性に優れている」「痛みを感じにくい」など様々なメリットがあることから、世界中で多くの方に愛用されています。
- 治療期間・回数
- 半年~2年程・5回~10回
- 治療費(税込)
- 220,000円~1,100,000円 ※症例により前後します
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メリット
- 透明なので治療中なのが気付かれにくくなります
- 金属アレルギーの心配がありません
- 取り外しができるので、ケアがしやすくなります
- 取り外しができるので、装着時の圧迫感や痛みは少なくなります
- 通院回数が少なくて済みます
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デメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかります
- オーダーメイド作製となるため、お手元に届くまでに時間が必要になります
- 患者様の症例によっては使用できない場合があります
- 一日の中で、長時間装着していただく必要があり、装着時間が短いと、マウスピースとの適合性が悪くなり、作り直す可能性が出てきます
※動的治療後は保定装置・保定期間が必要になります。
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